『定本 何かが空を飛んでいる』稲生 平太郎著

円盤は悲しい。
円盤は恥ずかしい。
(掲題誌P14)

「円盤は悲しい。円盤は恥ずかしい。」全くそのとおり。なんて簡潔で的を射た言葉でしょう。そして、1冊をとても面白く読んだ。昔(1990年代)の本の復刻なので、内容も古く、きっとミーハーな本だろうと正直言って勝手に誤解していた。間違いでした。これはとても良い本です。
良い考察であるとともに、良いまとめでもあります。

本名、横山茂雄とある。ん?既視感……京都大学UFO超心理研究会の横山茂雄氏と同一人物だろうか?「近代ピラミッド協会……」う〜ん、もはや間違いないかな?

僕はお会いしたことはないが、機関誌「宇宙波動」や「ピラミッドの友」「幻想文学通信」(いずれもガリ版刷り手書き同人誌)で名前は見たことがありました(なお僕自身は京都に住んでいただけで京大とは関係ありません)。

「宇宙波動」第6号(1975年4月10日)では「京都のUFOフラップ」と題して横山氏は京都市右京区の山田さん一家のことを報告している(少し書かされている感あり)。山田さんのおばさんが宇宙人からメッセージを受信したり、子供たちが何度もUFOを見てノートに書き留めたりしていたあったかい事案で、その後だと思うが、矢追さんが取材にきてテレビでも紹介された。
7,8合併号(1975年7月10日発行)におけるウィリアム・ライヒのオルゴン・エネルギーに関する横山氏の紹介と翻訳は秀逸だし、同号では会の創設者である浅井氏と小野氏にアメリカ・中南米での研究旅行を横山氏が後輩としてのインタビューしていて、逆に13号(1976年11月19日発行)、14号(1977年4月15日発行)には横山氏、白石氏がインド・ネパールへの旅の報告を後輩からのインタビューに応える形で掲載されている。本当に「宇宙波動」は、この連綿とした学生らしい真摯でかつ時には脱線がなんとも気持ちよい機関誌です。

ともかく、市井のコンタクティー(山田さん)、未知のエネルギーと科学の融合、中南米のオーパや、インド的精神世界への憧憬。今でも似たようなことはことはあるのかも知れないけれど、だとすればこれらがその源流のひとつであり、この時代独特の混沌としてむしろほのぼのワクワクな世界が展開されていたことを思いださせます。

とりあえず今回はここまで。

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